Roland D-20の操作パネルのボタンを交換

先日ちょこっと書いたように、中古で購入したRoland D-20の操作パネルのボタンが瀕死状態。

Roland D-20を分解&清掃
先週購入した中古のRoland D-20だが、内部でカラカラと異音がするのと、キーボード部分がだいぶ汚れているので、分解清掃した。分解手順はこちらのビデオが詳しいので、省略。ただしこのビデオはD-10のビデオだが、D-20はフロッピーディス...

なので、ボタンの下にあるタクタイルスイッチの交換用のパーツを注文してあったのだが、それが届いたので交換作業を行った。

購入したのはアルプス電気のタクトスイッチで、型番は「SKHHAKA010」。秋葉原の門田無線で購入。47円/1個+送料660円。必要なのは39個だが、40個購入して 2,540円だった。

このタクタイルスイッチは4極なので、1個はずすのに4か所のリードを外す必要がある。39個のスイッチを外すのは、はんだごて一丁ではなかなか大変だ。ニッパでカットして一本ずつ抜くとすると、156回やらないといけない。

しかし、自分はこれ専用の工具「はんだシュッ太郎」を持っている。要はエアポンプ付きのはんだごてだ。これがあれば、ワンプッシュで1か所のはんだを取り除ける。1か所2~3秒で済む。この工具を使うことになったのは数年ぶりだが、やはり良い仕事をしてくれた。

はんだを取り除いた後もスイッチが取れない場合は、はんだのカケラが残っていて邪魔している可能性がある。リード線はスイッチの内から外に向かってバネが効いているので、はんだごてで軽く内側へ押してやれば大抵外れるはずだ。39個取り外すのに、1時間はかからない。

ちなみに、外したスイッチをあらためてテスタで調べてみたが、やはり軽く押しただけだとMΩ単位の抵抗になる。よく動いていたな・・・。

あとは、交換用のタクタイルスイッチをどんどん取り付けていく。外すより、付けるほうがはるかに楽ちん。

交換後。といっても、見かけは変わらないけど。

交換後はすっかり調子よく操作できるようになった。めでたしめでたし。

なお、注意点として、基板からケーブルを外す際、下の写真のような白いコネクタのケーブルを無理やり引っ張らないこと。

これはコネクタの穴にケーブルの芯線が直接刺さっているのだが、無理に引っ張らなくてもロックを外すと簡単に抜ける。

ロックの外し方は、下の図のようにコネクタを下へ押し付ける。手ごたえも何もないのだが、これでケーブルが力を入れずに抜ける。

ケーブルを挿すときは普通に芯線を差し込めば良い。ただし強度が無いので、折らないように注意。
こういうコネクタ?は初めて見たが、ちょっと扱いには要注意だ。

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