JAPANNEXTの4K Plusモニタを購入

前の記事で書いた、インフレに備えたPC環境アップデート計画、その第一弾の4Kモニタが到着した。

選んだのはJAPANNEXTのJN-282IPS4KP-HSPという型番のもの。同社は28.2インチの4K Plusディスプレイを出しているが、これは数か月前に発売されたバリエーションで、スタンドが伸縮できるタイプ。

4K Plusとは

ディスプレイの選定にあたっては、4K Plusを最優先の条件にした。

これまで使っていたディスプレイの解像度は1920×1200ピクセル。アスペクト比は16:9ではなく16:10で、少しだけ縦が長いわけだが、この違いは思いのほか大きい。16:10に慣れると、16:9のモニタを使うと窮屈に感じる。なので、4Kモニタでも16:9を選ぶのは体感的にデグレードになるので避けたい、と思っていた。

4K Plusと通常の4Kを比較すると以下のようになる。

規格 アスペクト比
4K 3840 2160 16:9
4K Plus 3840 2560 16:10.67(3:2)

アスペクト比16:10なら縦は2400ピクセルだが、4K Plusはそれよりもさらに少しだけ縦長だ。

機種選定

実は4K Plusの製品はごくわずかで、ほとんどの製品は16:9か、さらに横長のアスペクト比になっている。ちなみにウルトラワイド(21:9)のモニタは職場で使っているのだが、あまり使いやすいとは思わない。

現在出回っている4K Plusの製品は、

・JAPANNEXTのJN-282シリーズ(28.2インチ)4バリエーション(内、1つはAmazon限定モデル、1つはECサイト専用モデル)
・BENQのRD280シリーズ(28.2インチ)3バリエーション(内、1つはJPモデル)

の2種類しかなくて、おそらくこれらは同一の液晶パネルを使っているのではないかと思う。

バリエーションは両社ともにスタンドが違う。

JAPANNEXTは今回購入した高さ調節ができるモデル1機種と、できないモデル3機種(店頭販売、ECサイト専用、Amazon限定というだけの違い)。
BENQはディスプレイアームだけ付属か、スタンドとアームの両方が付属するかという違い。
なお両社とも、90度回転して縦長モニタとして利用することは可能。

JAPANNEXTとBENQの違いは何か。
JAPANNEXTはグレア仕上げの普通のPC用モニタで、設定も普通にOSDからポチポチ設定するタイプ。入力はDPとHDMIが2つずつ。スピーカー内蔵、オーディオ出力あり。PinP機能あり。
BENQは「プログラミングに適したモニタ」という製品企画になっていて、マット仕上げ。USB-C接続やKVM内蔵、バックライト自動調光機能などいろいろ周辺機能が充実している。入力はDP、HDMI、USB-C各1つずつ。スピーカー内蔵、オーディオ出力あり。その代わり価格も10万円前後と高くなっている。

正直、この時点でJAPANNEXTの高さ調整付きスタンドモデルの一択となってしまった。

ファーストインプレッション

組み立ては簡単で、台座にポールをはめてねじ止め、ポールとディスプレイの接続も差し込んでロックするだけ。

画質については文句はない。画質で見劣りするようであればそもそも生き残れないだろう。グレア仕上げなので映り込みが心配ではあったが、自分の部屋は窓は正面だし室内照明も映り込まない位置なので、特に問題はなかった。

スピーカーは、一応音が出るというだけのもので、テレビみたいな音だ。まあここは何も期待していないし、使うつもりもないので問題無し。

入力はDPとHDMIがあるが、HDMIでは60Hzに対応しておらず50Hzになる。(60Hzの信号を入力すると縦に伸びた映像しか出ない。)なので、ビデオカード側で可能ならDPでの接続がお薦めだ。なおリフレッシュレートは最高でも60Hzで、120Hzなどには対応していない。つまりゲーミング用ではない。

設定はディスプレイ右下のボタンで行うが、このボタンはいかにも安っぽい、タクタイルスイッチにカバーを付けただけのよくあるタイプだ。まあ、あまり頻繁に使うこともないだろう。

ただ、入力切替ボタンが無く、入力の切り替え操作が煩雑(OSD表示→選択→決定)なのは残念。頻繁に切り替えるような使い方の場合は、別途スイッチャを外付けする方が良いと思う。

4K Plusの広さ

4Kといっても、そのままの解像度で使うと文字などが小さくなりすぎるので、実際には150%拡大モードで使っている。
なので、以前の広さ(1920×1200)との比較と言う意味で言うと、3840×2560の1/1.5、つまり2560×1706ピクセルが実際の広さになる。それでもデスクトップの面積としては約1.9倍になるので、非常に快適だ。

物理的な広さは24インチ→28インチで1.17倍、面積では1.36倍しか増えていないので、同じ面積の中で言えば1.4倍くらいのピクセルを詰め込んでいる計算になるが、これくらいならそれほど詰まっている感は無い。

一番有難いのは、「縦方向が拡がった」ことだ。体感で、以前よりも3割くらいウインドウサイズを縦に伸ばすことができる。するとWebページなどで表示できる情報量が増えるし、このブログのような書き物でも、スクロールしなくても前に書いた文を見ることできるのが助かる。

逆にフルスクリーンの動画とかは、別に解像度はあまり関係なくて、単に物理的な画面サイズが少し広がった分、迫力が増したかな、という程度の違いだ。

また、このディスプレイはピクチャ・バイ・ピクチャ表示で2つの入力信号を画面の左右半分ずつに表示することができる。画面を90度回転させると、横長の画面を上下に半分ずつ表示させることも可能なようだ。ただし、画面の左半分(回転させた場合は上半分)はHDMI入力の信号しか表示できず、2つのDP入力をピクチャ・バイ・ピクチャで振り分けることは不可能。

ピクチャ・イン・ピクチャ表示も可能だが、縮小されたほうの画面はつぶれてしまうし、重なった部分は隠されてしまうのであまり使い道が思い浮かばない。

その他

今まで使っていたディスプレイが古くて、奥行きが結構(31センチ)あったのが、今回ディスプレイを変えたら奥行き19センチになったので机が広く使えるようになった。これは想定していなかったが、嬉しい副産物だ。

なお、ディスプレイ面には保護用の透明フィルムが貼られている。右上にタブがついていてそこから剥がすことができる。この保護フィルムにはシリアルナンバー?がうっすら印刷されているので、最初、画面に焼き付きがあるのかと思ってしまったが、フィルムに印刷されている文字だった。

まとめ

プログラマでなくても、広い作業領域が欲しい、という場合には4K Plusは大変にお勧めできる。

そして、その4K Plusのモニタが欲しくて、かつBENQのようなプログラマ向け機能が不要ということであれば、この製品が唯一の選択肢になる。

しかも価格は安い方だと思われる。グレア・最高60Hzで問題ないのであれば、個人的にはとても薦められる製品だ。

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