Oculus Riftにはそれなりのビデオカードが必要かも

このところ連続してゲーム用HMD「Oculus Rift」の話題を取り上げているが、これを使っていると、やはりCPU内蔵GPUではなく、専用のビデオカードが必要かなと思うようになってきた。
Oculus Rift用の映像は、解像度自体は低解像度(1280×800)ではあるが、左右両眼の映像が必要になる。
そうすると、今使っているCore i5-2500K内蔵GPUのHD3000では、パフォーマンスが不足することがある。
たとえば先日紹介したSightLineでは、スペースキーを押すとフレームレートが表示できるが、HD3000で画質を最高にすると15fpsくらいになる。
一般に、残像を利用してアニメーションを行うには、最低限10fpsが必要で、滑らかに見えるには15fps以上が必要になる。
しかし、Oculus Riftでは15fpsだと問題があると感じる。
fpsが問題になるのは、タイミングがシビアな格闘ゲーム等だが、Oculus Riftの場合はVR酔いという別の側面がある。
VR酔いはいろいろな原因があるが、その一つに表示遅延があるという。
例えば左右を見回す場合に、頭の動きと映像の変化に時間的なギャップがあると酔いやすい。
カクカク表示から“VR酔い”まで――Valveが考える、VRゲーミングの可能性と課題【GDC2013】 – ファミ通.com
OculusRift等HMDを利用したコンテンツによるVR酔いに対して知っている事を書く – ぼろきれやカタツムリ 子犬の尻尾
fpsを上げるだけでVR酔いに対処できるわけではないのだが、15fpsしか出ていないと、それだけでも遅延が66msecになるわけで、せめて30fpsは欲しいところだ。
画質を落とせばfpsは上がるが、やはり元々解像度が低いHMDで、画質まで落としてしまうのは残念。
そんなわけで、外付けビデオカードを導入することにした。

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