GD-N1000、なかなかに苦労の多いケースだった…
奥行きがないので、ドライブ(特に電源コネクタ部分)とPCIカードの干渉が起こることがあるし、
狭いのでケーブルの取り回しや組み立て手順も考える必要があるし、
一応エアフローも確保したほうが良いし、
となかなかパズルチックである。
ドライブベイが結構多い(3.5シャドウが3つもある)のが購入時のポイントだったのだが、実際には全部使えるわけもなく、少なくとも1つは空けておかないとケーブルを回しきらない。
結局、ドライブはCD-ROMとHDDひとつしか入れていない。まだ3.5インチひとつは余裕で入りそうだが、今のところそれほど必要でもないので、残りのHDDは新マシンのほうに付けることにした。
このケースの評価だが、やはり細身のマザーボードでないと厳しそうだ。
MicroATXは幅広のものが普通なので、逆に要注意である。
具体的には、マザーボードの取り付けねじが縦3列でなく縦2列で済んでいることが必要。
でなければ、少なくともコネクタ類がリアパネル側に集まっていないと苦しい。
昨今、意外とこういうマザーは少ない。オンボードでいろいろなデバイスをのせているからだろうか。現行でこの条件に合うマザーというと、865PEを使った一部のシンプルなマザーボードくらいだろう。
なおケースのつくりはたいしたことない。
工作精度は悪くないが、板がぺこぺこしていて、ぶつけたら曲がってしまいそうである。ATXでこのサイズという、珍しい特徴を重視するのでなければ、9千円は高いと思う。あと、電源は見るからに弱そうだが、騒音はうるさくはない。
悪口ばかりでもなんなのでいいところをほめておくと、
・シンプルなデザイン。個人的には好みだ。
・ファンは結構充実している。
・文句も言ったが、やはり大きさの割りにドライブベイが多いのは確かである。
5千円だったらもう一台買ってみるかもしれないけどなあ…
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