WindowsXPクリーンインストールから環境設定をなるべく簡単に復元するには

今回、新PCには完全にゼロからWindowsXPを再インストールした。

しかし、もちろんブックマーク等、色んなアプリの設定は以前からのものを使いたいところだ。

というわけで今回、元の環境を必要十分な程度に再現するために行った、引越し作業の
やり方をメモしておく。

(1)Cドライブからの退避

クリーンインストールの際は、C:ドライブをフォーマットしてしまうほうがベター。
そのため、C:に置いておく必然性がないものは、まず別のドライブに移す。

私の場合、PCのドライブ構成は以下のようにしている。

 C: OSおよびインストーラでインストールするアプリケーション
 D: DVDドライブ
 E: インストーラを使わないアプリケーション
 F: データ(My Documentsほか)
 W: 作業用のエリア

My Documentsフォルダのリンク先ディレクトリは、マイドキュメントのプロパティから設定できる。
デフォルトはC:Documents and Settingsの下になっている。
C:ドライブだと使いにくいので、これを別のドライブのディレクトリに変えておく。
変更すると、ファイルの移動も自動で行ってくれる。

こうしておいて、クリーンインストール後に、新しいMy Documentsフォルダをこの変更したディレクトリに設定してやればよい。

また、アプリケーション類は日ごろからなるべくインストーラを使わないソフトを選ぶようにしておく。
そして、それらのソフトはC:以外のドライブに蓄積しておく。
これはここ5年以上続いている習慣だ。

(2)Cドライブのバックアップ

クリーンインストール先のHDDを新規に用意し、古いHDDを取っておくのが一番良い。

しかし、そうできない場合は、古いC:ドライブの中身をできるだけ完全にバックアップする。

不可視ファイル等も含めてすべてのコピーが行えるよう、エクスプローラのフォルダオプションを
以下のように変更しておく。

 すべてのファイルとフォルダを表示する→オン
 簡易ファイルの共有を使用する→オフ
 登録されている拡張子は表示しない→オフ
 保護されたオペレーティングシステムファイルを表示しない→オフ

特に重要なのが、個人設定の情報が入っているDocuments and Settings以下のディレクトリ。
ここは完全コピーが基本。

エクスプローラのコピー機能だと、コピーに失敗するとそれ以降のファイルのコピーが中止されてしまうので注意。

私の場合、旧Cドライブの入っているHDDは取り外し、別のHDDにクリーンインストールした。
同時に、作業を楽にするためにDocuments and SettingsとWindowsFontsはあらかじめ新しいHDDに
コピーしておいた。

その上で、必要に応じてUSB-SATAアダプタで古いHDDの中身にアクセスした。

ちなみに使ったアダプタはこちら。

ヨドバシとかでも1,600円前後と安いのでオススメ。

(3)クリーンインストール

いよいよクリーンインストール。淡々と実施。
完了したら、まずチップセットやビデオカード、オーディオ、LAN等、基本的なデバイスのドライバを
インストールする。

そしてWindowsUpdate実施。
SP3はもちろん導入。私はIE7はパスした。

(4)フルバックアップ

ドライバ類が一通り安定し、Windowsがきちんと動くようになったら、とりあえずこの時点で
システムのフルバックアップを取る。
インストール直後なら、せいぜい8GB程度なので、バックアップも10分かそこらで終わる。
この手間を惜しんではいけない。

私の使っているソフトはフリーのParagon Drive Backup Expressというもの。

なお、私は最初のバックアップの前に、最低限の設定は行っている。
具体的には、

・自分用アカウントに加えて、管理用アカウントを作成
・フォルダオプション変更
 ・すべてのファイルとフォルダを表示する→オン
 ・簡易ファイルの共有を使用する→オフ
 ・登録されている拡張子は表示しない→オフ
 ・保護されたオペレーティングシステムファイルを表示しない→オフ
Lhaplusのインストール

こんな感じ。


(5)基本アプリケーションの設定ファイルのコピー

いよいよアプリケーションのインストール。
インストールに先立ち、バックアップから元の環境の設定ファイルをコピーしてくる。

具体的には、自分のアカウントでログインし、

 C:Documents and Settings自分のユーザ名

の下に、必要なアプリケーションの設定ファイルを元のディレクトリ構成のままでコピーする。

設定ファイルは通常、

 Documents and Settingsユーザ名Application Data
 Documents and Settingsユーザ名Local SettingsApplication Data

の下に入っている。

この二つをまるごとコピーしてもいいのだが、そうすると無駄なものをコピーする可能性もある。
私の場合、必要なアプリのデータだけをコピーした。

具体的には、

・Documents and Settingsユーザ名Application Data
 の下の、
  Apple Computer
  Mozilla

・Documents and Settingsユーザ名Local SettingsApplication Dataのコピー
 の下の、
  Apple Computer
  Mozilla
  SyncToy
  Google(Chrome, Piacasa2, Picasa2Albums,Custom Buttons)

だ。(ちなみに私はIEをほとんど使ってないので、IEの設定はコピーしていない。)

また、マイドキュメントのフォルダも(1)で設定したディレクトリに設定しておく。

(6)基本アプリケーションのインストール

ではいよいよアプリケーションのインストール。
私にとっての基本アプリは、すべてネットからダウンロードできるものばかり。
具体的には

Firefox
iTunes
Picasa
Adobe Reader
Adobe Flash Player
SyncToy

こんなところ。
ここまでで最低限生活できる環境が整った。
以前の設定が復元されたはずである。

なお、iTunesの認証を行い、DRM付きの楽曲が再生できるようにしておくのを忘れずに。

アプリケーションの動作を確認できたら、ここでもう一度フルバックアップを取り、一段落。

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