クリエイティブのヘッドセット「HS-720 V2」かなり良い!

Creativeのヘッドセット「HS-720V2」。
耳への感触が良く、マイクも調整しやすく、ドライバ要らずで手元でリモコン操作でき、かなり良かった。
価格はAmazonで2,580円と安い。

仕事ではZoomやTeamsなどの会議が結構あるのだが、ヘッドセットには私物のLogicool H340rをこれまで使ってきた。シンプルなUSBオーディオクラスデバイスで、Linuxでも相性問題が無いのは良いのだが、

・側圧が少しきつい
・マイク位置の調整が自由度が小さい
・マスクをしているとマイクとこすれることがある

といった欠点があり、代わりのものを探していた。
先日たまたま、HS-720V2を店頭で触ってみて、良さげだったので購入した。

まず、側圧はとても快適で、ヘッドホンがずれることもなく、かといって締め付けがきつ過ぎることもない。イヤーパッドも快適。

マイクは比較的長いバーで接続されていて。このバーはある程度曲げられるので、口との位置関係を簡単に調整できる。
マスクなどをしていても、マスクとマイクがこすれることはないと思われる。

次にスピーカーの音質は、ローブーストがかかっている。おそらくゲームでの利用を想定したのではないかと思われる。とはいえドンシャリではなく、音声は普通に聞き取りやすい。

一方、マイクの音量はやや小さめで、ゲインがやや抑え目かと思われる。

マイクはノイズキャンセリングタイプのコンデンサーマイクが使われている。
ノイズキャンセリングタイプとは、下の写真のように、口の方向とその反対方向、2つの方向に入力があるマイクだ。
話者の声は口に近い入口のほうに多く入力されるが、バックグラウンドノイズは2つの入力に同じように音が入力される。
この性質を使って、バックグラウンドノイズを打ち消すわけだ。

実際、HS-720V2のマイクではエアコンの音や。外部の雑音はかなり抑えられる。
ただ、その副作用なのか、音声についても、他のマイクと比較して若干こもった感じになる母音や子音があるような感じがする。
そのため、この製品はユーチューバー向けとは言いにくい。もちろんZoomやTeamsなどのリモート会議では問題ないと思われる。
なお、仕組み上、ノイズ源が遠くにあって2つの入力に同じようにノイズが入ってくる場合は良いのだが、2つの入力に異なるバランスでノイズが入る場合(例えばごく近距離で外から風が吹きつけられるなど)、ノイズキャンセルはできない。

あと、ケーブルの途中にリモコンがついており、これが結構使いやすい。
機能はマイクミュート、Play/Stop、音量Up&Down。
マイクミュートはリモート会議で有用だし、Play/StopボタンはYouTube再生などでも有効なので結構便利だ。

というわけで、このヘッドセット、オーディオや作品収録など音質を追求する用途でなければとてもお勧めだ。
安くて軽くて使いやすく、仕事で使うにはぴったりだと思われる。

【2022/8/9追記】Linuxベースのシンクライアント端末に接続してみたら、動作はするが左右の音量バランスがおかしかった(右が左の5倍くらい大きい)。相性問題無しとはいかないようだ。
【2022/11/8追記】どうやら、上記はシンクライアント端末の初期設定が悪いらしく、左右バランスを設定したら正しい音になった。

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