先日Amazonで、「音質が(価格の割に)良い」、と評判のFUNLOGYのPCスピーカーを買ってみた。
良い、といっても「相対的に」という意味で、その点で以前から有名なのはLogicoolのZ120BWだったが、もうディスコンのようだ。自分も以前は使っていたが、今は後継としてオーディオテクニカのAT-SP95を2年半ほど使っている。
FUNLOGYのスピーカーは、Z120BWの後継機と言われたら信じるかもしれない、という位の出来で、スピーカーユニットのサイズやLine入力+USB電源という構成はほぼ同じだし、スイッチ付きの音量調整ノブの操作感もそっくりで、デザインはやや奇抜だったZ120BWに比べれば大人しい。ヘッドホン端子は無い。
底面を30度の角度でカットして、スピーカーをユーザに向け、さらにパッシブラジエーターで低音を補っている。
出音だが、まあ良い音かと言われたら同価格帯の製品群の中ではちょっと良い程度と言わざるを得ないが、私は1480円で購入したが今は1980円になっている。この値段なら、もうちょっと他の選択肢はありそうだ(例えばCreativeのPebbleとか。ちなみにAT-SP95も今現在2700円弱となっている。)
ただ、1480円なら悪くないと思う。サイズからくる制約はあるが、頑張って低音も少しは出しているし、逆に高音は最高域がやや霞んでいるが、キンキンした変な音よりはよほど良いだろう。
簡易的に周波数特性を測定してみた。
だいたい聴感上の印象とそのまま合致するようなカーブで、変に強調されていないのは好印象だ。
机にポンと置いた状態でこんな感じなので、ノートPCで音質に不満がある、とかならかなりこのスピーカーで改善されるのではないかと思う。
ちなみにAT-SP95はこんな感じで、もう少し高域も出ているが逆に低音は弱めだ。このあたりはパッシブラジエータとバスレフの違いかもしれない。
結局、デスクトップPC用としてはAT-SP95を継続利用することにして、FUNLOGYはノートPCなどと一緒の持ち出し用ということにした。
音質はデスクトップPC用としても許容範囲だが、AT-SP95のほうがデザイン的に好印象で、自分としてはスピーカーの円形が見えるのがあまり好きではないんだよね。
逆に持ち出し用としてはFUNLOGYの小ささ、USB電源と言った点はメリットになるだろう。
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