スマホがOculus Riftになる「タオバイザー」を使ってみた

スマホをOculus RiftのようなHMDにしてしまう「タオバイザー」が届いたので組み立ててみた。
これは以前、MotionGalleryというクラウドファンディングサービスで出資募集していたのに応募してみたもの。
出資額すなわち購入額は1,500円。
タオバイザー:Google cardboard互換3Dのぞきメガネを作ります – クラウドファンディングのMotionGallery
上記のリンクの説明にもあるように、タオバイザーはGoogle cardboardという同種のプロダクトの互換品だ。
Google cardboardは作り方が公開されていて、ダンボールを切って100円ショップのルーペなどを分解したレンズを使って自作することもできる。

だがタオバイザーは、ダンボール製のcardboardと違って素材には樹脂、組み立ても樹脂製のビスを使っている。
レンズは中国から買い付けたそうで、そのレンズの焦点距離に合わせた設計になっている。
また、独自の工夫として眼幅の調整をする機構が追加されている。
タオバイザー:カッティングプロッタでの一次試作と目幅調整
実際に組み立てて、Xperia Z1fを入れて使ってみたが、意外とこれはイケル!
もちろんOculus Riftなどに較べれば視野角は狭いのだが、そこそこの没入感は得られる。
Z1fはスマホとしては小型なので、標準サイズのスマホなら没入感はさらに高まるかもしれない。
(ちなみに測ったところ、利用できるスマホは高さ144mmまで。Xperia Z1ならベストマッチだ。)

何より良いのはスマホを差し込むだけで済む手軽さ。
OculusRiftとPCをつないでセットアップするのは結構面倒。
しかしスマホをタオバイザーに入れる手間だけなら、ごく気軽に使えそうだ。
ここらへんはPCとスマホの違いにも似ている。
案外VRの未来は、やはりスマホが握っているかもしれないという気がしてきた。

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