DTMからの録音環境(1)MTR

最近のDTM用PCの不調のせいもあり、DTMに関しては、最近ちょっと「脱PC」を目指す気分になっている。
また、PCのDAWで以前から不満だったのが、思いついたフレーズをとりあえず記録しておくのに、PCを立ち上げてシーケンサーを立ち上げて・・・というのが面倒すぎるということだ。
(PC使わなくてもDTMと呼ぶのかどうか、よく分からないが)
そこで、最近のSDカードに録音するMTRはどうかな?と思い、ちょっと調べてみた。
今はPCのDAWを使うのが当たり前なので、MTRといっても既にニッチ市場になっているようだ。
メーカーはTASCAM、ZOOM、BOSSというところ。
マイク内蔵、ハイインピーダンス対応、というようにギターや生楽器用途として生き残っているようだ。
中でも機能てんこ盛りで評判がいいのが、ZOOMのR8/R16/R24のシリーズ。
R8は2チャンネル入力、8トラック仕様で、マイクも内蔵している。
自分にとってはこれでも十分なスペックだ。


しかもリズムトラックやリズム入力用のパッド、エフェクタなども内蔵されている。
出力もヘッドホンとメインを分離でき、ヘッドホンに特定のトラックを流すことで、クリックに合わせた演奏もできるそうだ。
同期演奏には ZOOM R8 がおすすめ : Good Sound Maker ブログ
PCに接続すればそのままASIO対応のオーディオインタフェースにもなる。
とても面白そうなマシンだが、ちょっと大きめ(といってもR8はB5サイズだが)で、できればVolcaと同じようなサイズのものが良いなあと思った。
で、そういうものを出しているのがTASCAMとRoland。
Tascamは6トラック(4トラックだが、うち2トラックをステレオに設定できる)のDP-006と8トラックのDP-008EX、それに旧製品だが4トラックのDP-004がある。
DP-006はDP-004のマイナーバージョンアップ版だ。


DP-008EXが、ちょうどVolcaと同じくらいのサイズ感。
エフェクタなどの追加機能はDP-008EXのほうが充実しているが、DP-006もシンプルという良さがある。
ただ、録音形式が独自形式で、WAVで書き出すには一旦変換処理が必要、というところがPCとの連携にはちょっと不便だ。
Roland(BOSS)はソフトを充実させたBR-80を出している。

お買い得感は高いようだが、レビューを見ているとダイヤルが壊れやすいというレポートがあったのと、録音を始めるまでの手間が面倒すぎるという意見が気になった。
また、いずれの機種も、MIDI出力は持っていないので、MIDIで同期させることはできない。
これができるものは旧製品になる。
たとえばFOSTEXのMR-8MK2。

中古で探すしかないが、基本的な機能は十分なようだ。
以上の中から選ぶとしたら、最近のPCとの連携もできるZOOM R8か、逆にPCレスでメモ専用機として使えそうなTASCAM DP-006かなあと思ったが、ちょっと決め手に欠ける感じだ。

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