この手のソフトとしては大ブレイク中の「初音ミク」の体験版がついてくるDTMマガジンを買ってきた。
初音ミクはソフトウェアシンセサイザー「VOCALOID2」シリーズの第一弾。
歌声を合成するソフトだ。
普通のサンプラーは、コーラスや「Uh」「Ah」などのあまり意味の無い言葉を再生する程度。
だが、VOCALOIDはMIDI音源として、指定された音高で自由に「言葉」を発音させることができる。
この技術はもともとヤマハのもの。
最初に製品になったのはMU128のプラグインボードだったPLG-100SGだったと思う。
10年くらい前の製品だ。
当時、この音源をしばらく使っていたのだが、子音の発音が駄目で、歌詞が聞き取れるレベルには達していなかった。
(PLG-100SGの「北酒場」のデモは今でもニコニコ動画で聴けたりする。)
そこから比べると、「VOCALOID2」の声はかなり改善されている。
実際の声をサンプリングしているからなのか、子音は良くなっていて、歌詞が聞き取れなくもない。
不自然さは大分残っているのだが、それを逆手に取ったキャラクタ設定(歌がうまくなさそうな女の子)をしたのはうまい。
パッケージデザインの萌え系?イラストも商品自体のアイコンとして抜群。
ニコニコ動画に上がっているこのオリジナル曲なんかを聴くと、使い方次第では人の声と間違えさせることもできるかも…という気もしてくる。
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