小豆大の領域を接写拡大できるUSBカメラだが、実は購入してからほどなくして故障していた。
症状としては、USBデバイスとしての認識がうまくいかない、というもの。
USBケーブルが細いので、断線したのかなと思いつつ、放置していたのを、
ふと思い出して、修理してみた。
ケースを開けて中身を取り出してみた全体像がこれ。
カメラ部分の基板は本体基板と垂直にT字型に取り付けられている。
その接合部分は端子になっていて、なんとハンダ付けで留められている。
強度的には心配な感じだが、触ってみた限りでは、ぐらつきは無い。
問題のUSBケーブルだが、基板への取り付け部分はいかにも怪しい。
当然、コネクタなどというものは使っていない。
ホットボンド状のものをはがしてみると、ひどいハンダ付けだ。
素人工作のレベル、いやそれ以下かも。
緑の線は、本来ホールに挿し込むべき芯が、いいかげんに横付けされている。
さすが中華クオリティ。やり直せよ…
裏面を見ると、左端の端子も、かなり怪しい。
俗に言う、テンプラハンダっぽい。
案の定、引っ張ったら抜けてしまった。
修理といっても、線を付け直せば済みそう、ということで久し振りにハンダごてを引っ張り出した。
中央は基板を保持するための台座。
拡大レンズもついていて、こういう修理には便利だ。
USBの4本の線をハンダ付けし直したら、問題なく動作するようになった。
ちなみに、このカメラでiPod Touchの画面を撮影してみるとこんな感じになる。
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