PC-8FIAでPCを組み立てる(2)

前回からの続き。
マザーボードの次は電源ユニットを取り付ける。
といっても、電源ユニットを置いて、専用の留め金具で留めれば完了。
とても手軽である。
もちろん、リアパネルにはネジ用の穴も開いているので、ネジ止めすることもできる。
説明書には「運搬するならネジ止めするように」と書かれていた。
電源からのケーブル類は、遊ばないように留めるためのプラスチックのクリップが付属している。

ケーブル配線は、なるべく裏配線を使うようにした。
トップパネルのI/O関連のケーブル、24ピン電源なども裏から配線したので、表面は大分スッキリした。
ただし、このケースの裏配線スペースはそれほど広くはなく、24ピンケーブルが何とか通るという程度だ。

また、私の電源はケーブル長が45cmで、裏配線では4+4の8ピン電源ケーブルがマザーボード上端まで届かない。
そのため、30cmの延長ケーブルを使用した。
8ピンケーブルは電源から裏側を上方向へ伸ばして延長ケーブルへ繋ぎ、延長ケーブルは表へ出してからリアパネル方向へ伸ばしてマザーボードに接続している。
使用した延長ケーブルはこれ。

USB3.0は、背面引き回しではなく、マザーボードの19ピンヘッダに接続するタイプだった。
ネット上のレビューや発売当時の記事ではリアパネルに接続するタイプと記述があるので、最近仕様が変わったのだろう。
たしかに、代理店の製品情報では「20ピンヘッダに接続」となっていた。
以前の記事では「あえて言えばUSB3.0がマザーボードの19ピンのヘッダに対応していれば満点」と書いたが、これで文句なしの満点だ。

eSATAのマザーボード側接続ケーブルは通常のSATA端子だ。
マザーボード側がホットプラグに対応していなければ、ホットプラグ/ホットスワップはできない。
P8Z68-Vの場合は、AHCIモードにした上で、BIOSから当該ポートのホットプラグを有効にしておく必要がある。
LEDは電源が青、HDDアクセスが赤で、それぞれ電源ボタン、リセットボタンの周辺が店頭するようになっている。

ファンは全て3ピン仕様で、3つのファン全てに4ピンの一般電源に接続する変換アダプタが付属している。
マザーボードにはファン用のピン端子は2つしかないので、リアとフロント下段をマザーボードに接続し、フロント上段は一般電源に接続して常時回転とした。
これは、HDDケージ内のディスク配置を、発熱が多いHDDを上段、発熱が少ないSSDを下段に取り付けることにしたためだ。
HDDには常に風が当たるようにし、エアフロー的にもフロントからリアへなるべく直線で流れるようにした。
HDDはゴムブッシュをネジで留め、ゴムブッシュの溝にHDDケージの金属を噛ませるようにして取り付ける。
2.5インチ用のマウントアダプタが1個付属している。



HDDは、おそらくこの写真とは逆に基板面が下になるように取り付けるのが正規の取り付け方だと思われる。
そうしないと、ベイの最下段にHDDが入らない。
あえてこのような向きに取り付けたのは、電源ケーブルを下から上へ伸ばそうとしたら、電源プラグの向きがこの向きになっていたためだ。
という具合で、何とか新ケースへの移植が完了した。
ケースの作りはとても良かった。
がたつきもずれも一切なく、工作精度の高さを感じさせる。
また、金属の切断面もバリ等は一切なく、手袋をしなくてもまったく問題なかった。
値段はまた高くなってしまっているようだが、内容的には非常に良いケースで、お勧めだ。

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