
CMOSセンサはCCDと比べると色々特徴があるが、それはこのへんのページが詳しい。
第6回 : CMOSって良いの?! 悪いの?! その1 デジカメの「しくみ」
第7回 : CMOSって良いの?! 悪いの?! その2 デジカメの「しくみ」
DSC-HX1のCMOSセンサは、スペックから推測するとIMX032CQRらしい。
カタログを読んでみると色々興味深い。
動画撮影には、おそらく「水平垂直2/2ライン加算読み出し」を使っている。
縦横2×2の画素を加算してから読み出すモードらしい。
最大解像度は 1632 (H) × 1224 (V) ×60fpsだ。
なのでフルハイビジョン(横1920)ではなく、横1440の動画になるのだろう。
1920×1080にしようとすると、全画素読み出しになる。
その場合は画素の加算ができないので、暗所での性能がかなり辛くなったはずだ。
S/N比は、CCDと比較するとISO800/1600では少し勝るようだ。
もちろん、そもそもこのISOで常用できる製品は(1/2.3型CCDでは)無いに等しいが…。
ちなみに、RICOH CX1やカシオEX-FC100も、おそらくこの同じセンサを使っている。
センサからの読み出しが高速な点を生かそうという意図はどの製品にも見られるが、
結果的には各社各様の製品になっているのが面白い。
同じセンサを使ったカメラと比べた、DSC-HX1の際立った特徴は、秒10コマの
高速メカニカルシャッターということになるだろう。
ほかのライバルメーカーも「10連写と言われようと、自動パノラマと言われようと驚きはしないが、秒10コマを(コンパクト機の枠組みの中で)メカシャッターで実現した点は驚いた」と話していた。
【PMA09】次のジャンプに向けて力を蓄えるソニー
そういえば10連写、まだ試したことないなあ…
コメント