
Bluetoothスピーカーとしては、手元にAnkerの「SoundCore nano」をキープしていたが、久しぶりに起動したら壊れていて、廃棄処分。それ以来、Bluetoothスピーカーが無い状態が続いていたが、やっぱりちょっと使いたくなることが時々ある。
それで、市場にある製品を調べてみたのだが、どうも意外と価格も高いし、その割にあまりピンとくるものが見当たらない。
店頭によく置かれているのはSONY、BOSE、JBLあたりの製品だが、まあ悪くはないがデザインはなんだかどれも似たり寄ったり、音質もサイズから限界はある。
自分の希望としてはLINE INがあること、できれば2台でステレオ化できること、あまり大きくないこと、デザインもそこそこであること。あと起動音がやたら大きい機種はパス。何故かそういう無神経な製品がよくある。
で、値段も含めていろいろ調べた結果、既にとっくに廃盤になった製品だがSONYのSRS-X1を買ってみることにした。デザインが面白いし、音質もまあまあの評判。LINE INあり、防水(あまり重視してない)、2台でステレオ化OK。
オークションで2台調達して4000円ほど(送料込)と、まあまあの値段で入手できた。
音質は「良い」という評判だが、率直な感想としては「良い」というのはちょっと違うかなと思う。例えば、Bluetoothスピーカーではないが1200円のロジクールZ120BWのほうが、音質は上だと思う。まあスピーカーのサイズも違うので、当然だが。先日購入したUSBスピーカー、サンワサプライのMM-SPU8BKがサイズ的には近いが、これよりはいい音かもしれない。
周波数特性的には中高音を持ち上げてあって、そのためサシスセソやスネアなどノイズ系の音に癖がある。これはおそらく意図的にそう作ってあって、結果、こもった感じがしないし音程がハッキリ聞こえて音割れもないので、良い音のように感じられるのではないか。
上面の音の吹き出し口を手で覆ったりしてみるとよく分かるが、天井部分(ディフューザー)が音を反射して特定の周波数領域を強調している感じがする。
ステレオ化は、2台をそれぞれ「巻き戻しボタン」「早送りボタン」を長押ししてやることでリンクされる。(巻き戻しボタンを押した方がLチャネルになる。)残念ながら、LINE IN使用時はステレオ化は利用できない。Bluetooth使用時のみ。
全体的に、価格も含めて満足している。このシリーズは今は普通のドラム缶型のデザインになっていて、そのほうが音質的には有利なのかもしれないが、ちょっと残念だ。
コメント